「時刻表歴史館」ホーム > 繁栄の時代 > ケルン-デュッセルドルフ・ライン汽船(1960)
Rhein Steamer 1960/09 Service des Passages 1961
1960(昭35)年9月?
Koln-Dusseldorfer Rheindampfschiffahrt 
(旧西独)
210mm×102mm 三つ折
平和の戻った国際河川をゆく

大型観光船が就航
 ライン川の遊覧船で有名な、「ケルン−デュッセルドルフ・ライン汽船」の案内です。同社はドイツのライン川中流域を運航していましたが、60年代初めから、ロッテルダム〜バーゼル間の国際航路も始めました。
 1961年(昭36)の案内には、新鋭「ヨーロッパ号」が通過するオランダ・西ドイツ・フランス・スイスの国旗が描かれ、国際航路を象徴しています。

 国際河川・ライン川の交通は長年、周辺国の事情を反映して変遷してきました。こうして4か国を通して、しかもドイツ船が運航できるのは、平和な時代になった証拠とも言えます。


ロッテルダムからバーゼルまでは、夜間は港に停泊しながら、6日間の旅路です。
当時、「ヨーロッパ号」が就航していいましたが、この年からもう一隻が追加されました。
この時点ではまだ名前は決まっていなかったらしく、時刻表では「新船」として運航予定が掲載されています。
関連項目

TEE−ヨーロッパに広がる国際特急網(西ドイツ国鉄、1958年)
バスで結ばれる欧州大陸(ヨーロッパ・バス、1958年)
(目次に戻る) (サイトのトップへ)
(C) Copyright tt-museum 2001-2004. All rights reserved.