日本発着外国航空会社(アジア方面の各社)
植民地支配から開放されたアジアの国々にとって、自国の航空会社は独立の証。
海外への扉として、海を越え山を越え雄飛します。
そうした交流は、やがて飛躍的な経済発展をもたらしました。
大韓航空 (韓国)
国際線運航時刻表 1968年(昭43)7月


・国営企業時代の最終期。
・国際線は、ソウルから東京と大阪および、釜山から福岡を運航。
・使用機はDC-9ジェットとフォッカーF-27双発プロペラ機。

[この年…ベトナム戦争泥沼化、ソ連軍チェコ侵攻]
大韓航空 (韓国)
INTERNATIONAL TIMETABLE, FARES & RATES
1969年(昭44)10月


・国営会社から韓進グループに引き継がれ、民営化直後の時刻表。
・積極的な路線拡大で、東南アジアへの路線を開設。
・日本へは、東京・大阪・福岡へ乗り入れ。
・日本製のYS-11型機も使用していた。

[この年…東大安田講堂占拠事件、人類初の月着陸]
大韓航空の1970年(昭45)10月の時刻表は本館をご覧下さい。
大韓航空 (韓国)
KOREAN AIR LINES TIMETABLE 1976年(昭51)1月


・ソウルから北極経由で、パリに乗り入れる。
 (1978年にはソ連領空侵犯事件の舞台となる路線。)
・エアバスA300型機就航。

[この年…ロッキード事件で田中角栄逮捕、毛沢東死去]
フィリピン航空 (フィリピン)
International Timetable 1970年(昭45)11月


・日本へはマニラから東京へ週三往復乗り入れ。
・日本航空以外のアジア系の航空会社としては比較的早く、この時点で太平洋線を運航していた。(マニラ〜ホノルル〜サンフランシスコ)
・KLMオランダ航空と提携関係にあり、アムステルダムへも路線を伸ばしていた。

[この年…ボーイング747(ジャンボ)就航、大阪万博開催]
キャセイ・パシフィック航空の1966年(昭41)6月の時刻表は本館をご覧下さい。
キャセイ・パシフィック航空 (香港)
system timetable 1970年(昭45)4月


・当時、日本へは東京・大阪・福岡へ乗り入れ。
・使用機種はすべてコンベア880型ジェット機に統一されている。
・香港〜東京間は、ほぼ毎日四往復ずつ運航。
タイ国際航空 (タイ)
TIMETABLE 1968年(昭43)3月


・バンコクから香港・台北・大阪経由で東京まで乗り入れていた。
・北欧のスカンジナビア航空との密接な関係があった。
・機種はフランス製"カラベル"双発ジェット機に統一。
 (表紙シルエット参照)
・当時、エンジン2発の機体で長距離の洋上飛行をすることは非常に珍しい。
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