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Cathay Pacific 1966/06 TIME & FARE SCHEDULES
1966(昭41)年6月
CATHAY PACIFIC AIRWAYS (香港)
229mm×102mm 19頁
地方発国際線のパイオニア

元祖ベンチャー企業として
 香港の航空会社として有名なキャセイ・パシフィック航空は、2人のパイロットによって戦後間もなく設立された、いわば「ベンチャー企業」でした。しかし、香港という地の利を生かして急速に成長し、ここに挙げた時刻表の頃には、ソウルからカルカッタ(現・コルカタ)まで、アジア全域に路線を伸ばすに至っています。

日本乗り入れの先駆け
 当時、同社は、日本には東京・名古屋・大阪・福岡に乗り入れていました。外国の会社が商業目的で、東京以外の都市から発着するということは、同社がその先鞭をつけたもので、戦後日本の旅行・交通史上のエポックといえるでしょう。


ソウルへの経由地として福岡へ、また大阪を経由して名古屋へ乗り入れているのが目をひきます。
福岡にはロッキード「エレクトラ」4発プロペラ機、それ以外はコンベア880ジェット機を使用していました。
 ちなみに、「-」や「T」は食事サービスを表しています。
関連項目

東洋の真珠−懐かしき香港(中国旅行社、1952年)
英国資本によって香港に生まれた航空会社(香港航空、1958年)
香港海運王の夢は短くも燃え(オリエント・オーヴァーシーズ・ライン、1972年)
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