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	Timetable 1975(昭50)年4月 AIR SIAM　(タイ) 228mm×96mm　四つ折
格安海外旅行の先駆け ベンチャー精神で設立 　"エア・サイアム"は、北欧のスカンジナビア航空との密接な提携関係にあった、タイ国際航空に対抗して創設されました。 　既存各社がしのぎを削る太平洋線の運航に乗り出し、日本にも東京と福岡に乗り入れ。機材も、当時のアジア各社ではまだ少数であった、ジャンボやエアバスを中心に使用していました。 積極経営が仇に 　何よりも同社の特徴といえるのが、格安な運賃設定でした。これは日本の旅行界にも相当のインパクトを与え、若者がいわゆる"バックパッカｰ"として気軽に海外に飛び出す足となりました。 　しかし、小規模企業では格安運賃で儲かるはずもなく、1977年(昭52)1月には突然運航を停止し倒産。エア・サイアムで帰国しようとしていた海外旅行客が現地に取り残されるハプニングを残して、世界進出を想定した夢は数年で消えることとなりました。
エア・サイアムのバンコク・ロサンゼルス便には、東京ではなく福岡へ寄港するものがありました。 地方空港からの長距離国際線は、当時としては非常に珍しい例です。
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