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Pan Am's February Timetable. 1970(昭45)年2月 PAN AMERICAN AIRWAYS　(米) 228mm×105mm　38頁
ジャンボジェット世界の空へ 世界初就航はやはりパンナム 　今日の航空輸送に欠かせない、ジャンボ機（ボーイング747）は、1970年（昭45）1月に世界で初めてニューヨーク・ロンドン間に就航しました。航空会社はやはりパンアメリカン航空でした。上はまさに就航当時の同社の時刻表です。 　大西洋線に就航ののち、パンナムのボーイング747は同年3月からロサンゼルス・東京間の太平洋線にも登場します。下は日本初就航を告知する日本語版時刻表。3月11日の一番機到着当日は、羽田空港にはジャンボ見物の観客が多数繰り出しました。（定刻から遅れること3時間20分、夜8時過ぎの到着）　見上げんばかりの巨体は、見る人に大量輸送時代の開幕を実感させました。 パンナム倒産の一因？ 　ジャンボが初就航した００１便／００２便は、当時世界の航空会社の頂点に君臨していたパンナムが誇る世界一周便でした。しかしそれから２０年後、パンナムは倒産というまさかの結末を迎えます。その原因のひとつが、ジャンボ機の莫大な代金支払とも言われています。 　もっとも、ボーイング747はその後何度もモデルチェンジを繰り返し、近年になってボーイング777等、経済性に優れた新鋭機が登場するまで、すべての旅客機を代表する息の長いベストセラーとなります。
1970(昭45)年3月 148mm×152mm　四つ折
関連項目 流動する新・世界秩序を時刻表にみる（パンアメリカン航空、1947年） 大西洋横断に本格的ジェット機就航（パンアメリカン航空、1958年） 安息の地への直行便「R&Rフライト」（パンアメリカン航空、1969年）
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